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最終日

13日目

12日目

11日目

10日目

9日目

8日目

7日目


後半戦レポート(7日目〜最終日) LinkIcon前半戦はこちらよりご覧ください。

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Edit:オリ特 広報 Photo : 中嶋 一成・オリ特コーチ


470級女子 近藤 愛・田畑和歌子組 メダルレース10位
総合6位入賞

大会無事閉幕


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1112_Perth2011_221.jpg12月18日(日)
 5日からおこなわれていた2011年国際セーリング連盟 五輪種目合同世界選手権は本日最終日を迎えました。
日本セーリングナショナルチーム最後のレース、470級女子のメダルレース(総合1位から10位チームの最終順位決定レース)は13時15分から陸から一番近いセンターコースを使っておこなわれました。
フリートレース10レースを戦い抜き、総合5位でメダルレース(風下マーク~風上マーク間約700mを3周:、風SSW 12~14ノット)に進出した近藤愛・田畑和歌子組チーム(アビームコンサルティング)は世界トップ9チームと戦い、序盤中位にいましたが、その後の巻き返しがならず最下位の10位フィニッシュ。総合6位入賞(89点)となりました。
優勝はメダルレース7着のスペイン、2位は1着の英国、3位は3着のニュージーランドでした。

長期間にわたった2011パースワールドは無事閉幕しました。
次は来年の各種目世界選手権です。ロンドン五輪に向けて日本ナショナルチームは戦い続けます。


【大会総括:オリンピック特別委員会委員長 山田敏雄】
参加8種目すべて五輪参加枠獲得に挑んだ大会であったが、今大会では5種目にとどまった。残念であったが、参加選手・チーム関係者にさしたるトラブルもなく無事閉幕に至ることができて安堵している。
参加枠とは別に日本代表候補の一次選考を兼ねている大会であったため、このプレッシャーは精神的に大きなものであり、470級女子近藤・田畑組の後半2日間の崩れは信じられないものであった。男子松永組にして然りだ。
470級男女を含め、枠を獲得した種目も課題は山積で、2012年7月五輪本番に向けて明日からでもそれらの検証に取り組みたい。
枠取りが叶わなかった3クラスの中で、先ず49er級はレース展開の見直し、スター級もボートスピードの改善を図ることにより2012年の枠取りは限りなく近いものがあり、両チームの今後の努力に期待したい。
一方、レーザー級は参加3艇ともに110番台の結果で、世界の壁は厚いのは分かるがこれほど悪い成績とは考えていなかったので大きなショックを感じている。体調管理をはじめアスリートとしての基本をもう一度見直し、今回のレースを振り返り徹底的に問題点を洗い出し、来年の世界選手権に向かってほしい。これをおこなわない限り、枠取りは難しいと危機感を持っている。ひたむきにやってほしい。

滞在中、在パース日本国総領事館の石川達雄総領事にはJSAFチャリティーキャンペーンへの多大なご協力のほか、日本選手団に対し過分のおもてなしをいただきました。心からの御礼を申し上げる次第です。

最後に本大会参加に当たり、各方面から多くのご協力ご支援をいただきましたことに感謝を申し上げます。ご声援ありがとうございました。
今後とも日本ナショナルチームをよろしくお願い申し上げます。

【大会を終えて:ナショナルコーチ 中村健次】
ISAF PERTH WORLDも無事に終了した。
先ずは、今大会がロンドン五輪の日本代表選考でもある中で、日本選手がフェアプレー(スポーツマンシップ)で大会に臨み、自力で代表権を獲得した選手に敬意を表したい。
一方、上位を目指せる力を持ちながらその順位にたどり着けなかった事については、結果を意識しすぎたために、雑なレース展開になってしまった事が大きな原因と考える。これは、ワンチャンスで前を走ろうというギャンブル性の高いレースをしてしまった事に尽きる。勝ちたいという熱い気持と客観的な判断力をバランスよく備えて戦ってほしい。
それぞれの種目によって課題は違ってくると思うが、選手、スタッフ一丸となってより強いTeam JAPANを構築して、ロンドン五輪を迎えたいと思う。

最後に、選手・連盟役員・各チームコーチ・スタッフ総勢50名が何事もなく大会を無事に終えることが出来た事に感謝すると共に、多くの皆さまからのご支援、ご声援をいただきましたことに御礼申し上げます。
今後ともTeam JAPANを応援いただきますようお願いいたします」


《日本ナショナルチーム成績》
(12月17日暫定成績)*( )内に記載の国枠順位には英国は含まず。内定基準には英国を含む。
http://www.perth2011.com/results
line-535.png
470級女子
(28か国53艇・2011国枠14・内定基準:12位以内or国別10位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)1フリートのため予選S・決勝Sなし。
五輪参加国枠獲得。 近藤・田畑組日本代表候補内定。
【国別順位:6位】全10レース+メダルレース(近藤組)
6位 近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)
3-1-13-4-2-(28)-5-16-15-10-MR20 89点
14位 吉迫 由香・大熊 典子組(ベネッセコーポレーション)
(35)-22-5-28-14-18-2-9-8-15 121点


470級男子
(39か国86艇・2011国枠19・内定基準:15位以内or国別10位以内・5日~11日・予備日8日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(スペイン・バロセロナ)にて決定。
日本最高位チーム。
【国別順位:11
16位 松永 鉄也・今村 公彦組(スリーボンド)
3-4-17-18-6・・17-4-19-(33)-21 109点(ゴールドF)
23位 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
18-17-13-15-4・・5-37-BFD(41)-20-14 142点(ゴールドF)
51位 石川 裕也・柳川 祥一組(関東自動車工業)
17-26-31-BFD(41)-12-25・・BFD41-10-1-6-6160点(シルバーF)
48位 前田 弘樹・野呂 英輔組(エス・ピーネットワーク)
21-28-18-19-17・・17-4-BFD41-20-9 153点(シルバーF)
58位 渡辺 哲雄・八山 慎司組(エス・ピーネットワーク)
30-15-23-(32)-25・・15-30-24-11-10 184点(シルバーF)


RS:X級女子
(35か国70艇・2011国枠20・内定基準:20位以内 or 国別12位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年3月の世界選手権(スペイン・カディス)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:18】全10レース
33位 須長 由季(ミキハウス)
(22)-16-10-17-16 ・・26-29-28-(31)-27 191点(ゴールドF)
45位 小菅 寧子(J-WILL PARTNERS)
6-(24)-21-21-20 ・・11-12-22-20-11 113点(シルバーF)
42位 大西 富士子(TEARS)
8-5-(29)-28-28 ・・6-8-16-16-15 144点(シルバーF)


RS:X級男子
(45か国97艇・2011国枠28・内定基準:20位以内or国別12位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年3月の世界選手権(スペイン・カディス)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:18位】全10レース
26位 富澤 慎(関東自動車工業)
14-13-18-20-17-(36)-30-19-30-20 181点(ゴールドF)
67位 金子 岳司(大垣共立銀行)
35-(38)-24-34-25-25-12-23-BFD46-15 231点(シルバーF)
86位 岩山 周平(NT外・琉球大学)
41-DNF47-39-DNF(47)-41-39-39-39-BFD46-37 369点(シルバーF)
80位 尾川 潤(NT外・島精機製作所)
38-39-41-40-36-38-DNC(46)-32-22-33 293点(シルバーF)


レーザーラジアル級
(51か国105艇・2011国枠29・内定基準:国別15位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:28
57位 蛭田 香名子(豊田自動織機)
18-26-(42)-26-27 ・・25-18-3-19-11 172点(シルバーF)
71位 高橋 香(福島県セーリング連盟)
24-39-30-25-(41) ・・24-20-11-30-26 238点(シルバーF)
73位 長谷川 哲子(NT外・豊田自動織機)
(47)-34-31-39-32 ・・17-12-21-24-34 243点(シルバーF)
92位 原田 小夜子(NT外・鹿屋体育大学)
BFD(52)-45-44-41-39・・42-23-34-37-36 341点(シルバーF)


レーザー級
(66か国149艇・2011国枠35・内定基準:国別15位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて再度挑戦。残り12枠。獲得日本最上位者が日本代表候補。
【国別順位:*位】全10レース
110位 安田 真之助(鹿屋体育大学)
34-36-22-42-BFD(50)-34-20-14-14-10 227点(ブロンズF)
119位 城 航太(エス・ピーネットワーク)
(45)-43-35-45-38-22-25-9-13-22 251点点(ブロンズF)
111位 ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)
35-31-32-(44)-22-26-30-22-16-16 233点(ブロンズF)


49er級
(29か国74艇・2011国枠14・内定基準:国別14位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(クロアチア・ザダール)にて再度挑戦。残り5枠。牧野組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:15位】全15レース
37位 牧野 幸雄・高橋 賢次組(関東自動車工業)
11-21-DNF(35)-16-14-31-7-12-7-7-OCS(22)-15-1-7-2 173点

スター級
(24か国50艇・2011国枠11・内定基準:国別11位以内・11日~17日・予備日15日 MR・17日)
1フリートのため予選S・決勝Sなし。
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(フランス・マルセイユ)にて再度挑戦。残り4枠。鈴木組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:17位】全10レース
25位 鈴木 國央・和田 大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
(31)-16-28-31-31-19-22-20-27-15 209点



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●2011.12.18:2011パースワールドチャンピオンシップ後半戦 大会レポート
●2011.12.12:2011パースワールドチャンピオンシップ前半戦 大会レポート
●2011.11.14:第1回東日本大震災被災地支援セーリングクリニックレポート
●2011.10.23:江ノ島オリンピックウィーク22011大会 レポート
●2011.9.11:和歌山インターナショナルレガッタ大会 レポート
●2011.8.13:2011年 セーリング プレ五輪大会 レポート
●2011.7.17:Open Europeans Helsinki 2011(ヨーロッパ選手権2011)レポート
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●2011.5.30:デルタロイドレガッタ2011レポート
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